+*,`。*+信じてぃるもの+*。`,*+

 『yuto:お、梓やん。』

 『azusa:ゆうとこん~^^』

 『yuto:もう学校終わったん?』

 『azusa:うん。部活もちゃっちゃと終わらせてん♪』

 『yuto:そっか^^』

 『taiti:おぉ!あずさじゃないか。』

 


 私の存在はしだいに広まり、友達だって増えていった。


 相手の顔は見えなくても、

 相手の気持ちはわかる。

 どんなに悲しくても、

 ここにくれば皆いる。

 ここにくれば、何もかも忘れられる。

 私は毎日毎日チャットをしていた。


 こんなに信じることができる人ができたのは、

 人生で初めてかもしれないよ。



 いっぱいしゃべっても、

 まだしゃべり足らないことがあったり、

 番号を交換して声を聞かせあったり、

 特別な感情を抱いたりと、





 私は私なりのenjoyの仕方を学んでいった。








 『yuto:え?』

 『azusa:私、ゆうとのコト好きなの。』

 『yuto:照れるし・・・・/////』

 『azusa:付き合ってくれる?』

 『yuto:今度答えだしてもいい?』

 『azusa:いいよ^^』

 






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