+*,`。*+信じてぃるもの+*。`,*+
『azusa:あ、ゆうとーこん^^』
『yuto:おぅ。』
ココロを震わせながら返事を待つ―――。
『yuto:付き合うってまだどんなコトかわからんけど、いいよ。』
私はその文を見た瞬間後ろへ倒れこんだ。
『azusa:亜w背drftgyふじこlp;@:「」』
心臓の鼓動は数えられないくらいに早くて、私の手は震えていた。
こんな場所で、こんなことがおこるだなんてわからなかったよ。
現実なんて、あれくらいのものだよ。
たかがチャットっていうけど、
チャットだから?って言い返せるようになって、
現実よりチャットのほうがいいと思えるようになってもいた。
『azusa:ありがとう!!!!!!!!!!!!!!』
休日は、一日中パソコンの前に座っていた。
ゆうとがくるのを待ちながら、いろんな人と交流を深めていった。
1ヵ月経つのが待ち遠しくて、
付き合っているという現実が嬉しくて、
私は人生のうちで一番幸せだと感じていた。
ある日、私はチャットの中でも一番の仲良しと話していた。
ふいに、あきながゆうとの話を持ち出した。
『akina:あずさ、ゆうとと付き合ってんの??????』
『azusa:そそ!!』
『akina:いいなぁ~。私もゆうとのこと好きだったのにぃwww』
『azusa:まじでぇ!?!?』
私は目を疑った。
そして、唇を噛み締めた。
でた。
こーゆー展開。
私だけがゆうとを好きなんじゃないんだ・・・・
嫌な予感レーダーはビンビンにたっていた。