+*,`。*+信じてぃるもの+*。`,*+
次の日、私は重々しい空気で学校へ行き、愛想笑いを振りまきながら心の中でこぶしを握り締めて家へ帰った。

「ぃってゃる・・・・てめーらぅざぃんだょ!!って・・・・・!!!!!」
すごい形相をして帰ってきた私を見た両親はビックリしてただ見送るしかなかった。

 部屋に響くキーボードを叩く音。
デスクトップ式パソコンの特徴的な音。

 『azusa:あきなはいるか。』

 ただ事ではない空気を察したチャット仲間があきなの居場所を示す。

 『azusa:れい、心配すんな^^』

 私はここ最近言葉使いが変わった気がする。
チャットで喧嘩して、現実で嫌味を言って、だんだんと心の中まで悪い部分で染まっていっているきがする。。。。

 『akina:あずさ、ちょっとこっちきて。』

 『azusa:あぁ、どこにでもいくさ。』

 『akina:ゆうとがどんな思いであずさの言葉きいてたかわかる!?!?』

 私は長々と聞かされるあきなの説教を、ヨーグルトをほおばりながら聞いていた。

 そして、ゆっくりとキーボードにてをつける。
ものすごいスピードで言い返す文章を打ち込む。
最近タイピング(入力すること(?))が早くなった気が・・・・――
まぁ、チャットしてるんだから当たり前か・・・。

 『azusa:なら、あきなは私がどんな思いであんたの嫌味聞いてたと思う!?どんな思いでキレて別れようっていったかわかる!?どんな思いで今こうやってブチギレしてるかわかる!?』

 私たちの激しい言い争いを見ていたゆうとが小さくこう言った。

 『yuto:俺が悪いんですね。』

 私は画面の前であーそうだよ!!!と思いながらまったく逆のことを打ち込む。

 『azusa:誰も悪くないよ。』

 『azusa:もうどうでもいい。別れたんだから。それでいいでしょ、あきな。』

 


 結局私たちは破局し、あきなは私たちの怒りを静めようと一生懸命嘘をつきまくっていた。

 引っ越すからこの子をよろしくとかいって自分を紹介したり?

 










 私は鼻で笑いながらあきなのことを避けていった・・・・


< 9 / 16 >

この作品をシェア

pagetop