隣に居させて [短編]
━━━━━━━ドカッ
そう音が聞こえて、掴まれていた腕が自由になる。
「…え?」
恐る恐る目を開けると、そこには
「てめぇら何してんだよ…。」
ベンチの下でうずくまっている男の人と…
今まで見たこともないような怖い表情で、立っているヒロ君がいた。
私と一瞬目が合うと
「謝っても許さねぇ…」
にやっと笑ってそう呟くと、あっという間に男の人たちを倒してしまった。
「ちっ!まじで暴力彼氏かよっ!!」
と、ボコボコになった3人が捨て台詞を残して去って行った。