隣に居させて [短編]
「いるけど?それが何?」
って真顔で返されて。
久しぶりに話しかけたのに、二度と話しかけんな、って態度だった。
「そうなんだ!…おめでとっ」
なーんて、心にもない言葉笑顔作って言っちゃったりして。
その後は自分の部屋で、ずっと泣いてた。
好きだって、自覚したのに失恋。
向こうには避けられてるし。
何言われるか、怖くて話かけることだって出来ない。
そのときくらいからかな?
ヒロ君の前では笑顔作るようにしたのは。
でも、その彼女とは1ヶ月くらいで別れたらしくて。
その後も何人かと付き合ってたみたいだけど、結構すぐに別れてたみたい。
だけど、何故だか諦めらんなくて。
高校が一緒だってわかったとき、私はすっごい複雑な気持ちになった。