永恋



「貴方は私をちゃんと見てないから…。」



彼はなんとも言えないような辛そうな顔で




「ごめん…今の忘れて。」



と言って私より先に屋上をでていった。


嗚呼、なんで私はこんなにかんがいいのだろう。


彼と私は似ていると思ったのだろう。


彼の瞳は確実に現実を見ていない、


彼もまた生きる意味を探しているうちの1人だと……



同時にもうこの世に居ない人には敵わないということも…。





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