永恋
あの屋上の日から私達はまた話さなくなった。
なぜなら、
彼はあれ以来学校を休み続けている
少し不安になった
前にも似たような事が私の身内でもあったから
(「幸?私ね…もう疲れたよ。15年も生きた。もういいよね……。
やっと彼の所へ行ける。」
「駄目!!波っ!駄目ぇぇえ。」
死んだような幸せそうな目をした彼女はそう言って私の前から姿を消した。)
何で今あんな昔の…
まさか?
まさかね……
私は教室を無意識にとびだしていた。
「おい!!!六条ーっ
「「「えっ?幸!!!!??」」」」
彼を必死に探した。
空が暗くなり始めた時彼は、歩道橋の上にいた。