永恋
初恋


彼が転校してから1週間が経った。


何故か彼は私と同じグループにいた。


なのに私達はあの屋上の時から一言も言葉をかわさずにいる。



転校してきた教室でも彼は私にあの悪戯な笑みを見せただけで終わった。


しかも私にとった時のあの性格友達といる時の性格は全く違うものだった


だから皆はカッコイイのに勿体ない。
もっと話せばいいのにとよく話ている。



あれから私は屋上に行くのを辞めた


なんだか彼を思いだしてしまうから。



今日は大嫌いな体育をさぼって保健室で寝ていた。(寝てはいないけどね)


「六条さん。私ちょっと保健室抜けるけど1人で大丈夫ね?」


「あ。はい…」


「そ。じゃあ寝ときなさいね先生30分くらいしたら戻るから」


と先生は保健室からでていった



ガチャと扉が閉まる音と同時にまた扉の開いたような音がした









「よぉ。」



< 8 / 18 >

この作品をシェア

pagetop