会えた日~いつの日かの続編~
何だかんだで4時過ぎには2本目が終わってた。


診察の空きをみて先生が来た。


『ちょっと診察するんで、外で待ってて下さい。』


何故かママさんが出て行かない。


『出てよ!』


『ここにいる。親なんだから大丈夫でしょ』


『出てって。』


『娘さんが言ってるんで…。』


『大丈夫ですから。』


よっぽど気になるんだろう。


私は諦めママさんがいる事を認めた。


『うーん。5センチってとこですかね。』


『今日、生まれますかね?』


『この調子なら、今日生まれると思いますよ』


娘に孫…心配で心配でってゆうのが伝わる。


『なんだって?』


中に入るなり心配そうに近寄って来るコウキ


『今日には生まれるみたいよ。』


喋れない私の代わりに伝えるママさん。


コウキは、濡れたタオルで汗を拭いてくれた


『頑張れよ。今日会えるってよ!』


優しく私を励ましてくれる。


その思いは、よく分かるし伝わってる…


けど…この痛み…暴れたいぐらい。


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