会えた日~いつの日かの続編~
こんなに痛いなんて…


世の母親は、この痛みに耐えてるんだよね。


本当にすごいよ。


世の中のママさん万歳


時計を気にしながら、痛みと格闘。


6時…先生がやって来た。


『診ますんで外に出て下さい。』


触診…もう息んで大丈夫?


早く息みたい…


『9センチだね。よし!分娩室に行きましょう。』


『先生…無痛分娩にして…』


『もう今からじゃ駄目だよ。あと少しだから頑張って!』


駄目元で言ってみた。


私は、そのまま車椅子で分娩室へ向かった。


丁度、看護婦さんの交代の時間で何人もいた


『こちらです!』


私の後ろをコウキ達がついて来る。


分娩台に乗り準備完了


分娩室には、先生を含めて6人7人はいたかな?


『頑張ってね。きたら息んでいいからね。』


私は、自然と息む。


『切りますね。』


よくは聞こえなかったけど、私にはそう聞こえた。


『吸引します。』


息んでも息んでも出てこない…


吸引の道具も1回赤ちゃんの頭から外れた。


そして私は、2人の看護婦さんにお腹を力いっぱい交互に押された


『上手上手!その調子』


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