こんにちは、バカップルです。
グイグイあたしを引っ張って歩く司の目指してる先は秘密基地。



怒ってるのかなぁ~…。



「あっ、先客…」



秘密基地には先に小学生がいた。



ふたりきりになれる場所は~…。



「司、こっち」

「なにかあんの?」

「お化けハウス」

「へっ!?普通にヤダ!!」

「出ないから大丈夫!!」



昔漁師さんが使ってた小屋があるんだ!!



そこに行くとやっぱり誰もいなくて、ボロボロの小屋に司と入った。



一応屋根もあるし!!



「芯チャンはこんなとこに連れて来てなにする気かな?」

「チューしたい…」

「おいで?」



ホコリだらけの小屋にあったゴザを見つけた司は咳込みながらそれを敷いた。



その上に座った司が手を広げてあたしを呼んでる…。



「芯が汚れるから上来て?」

「恥ずかしい…」

「妬いてんだから早くしないと襲いかねないよ」

「行きますっ!!」



司のヤキモチってちょっと好き…。



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