こんにちは、バカップルです。
しょっぱい芯の涙…。



あぁ、コイツって俺の前では強がれないんだ…。



猫みたいに擦り寄って来て子供みたいに甘えて来る…。




俺の前だけで見せる素の感情なのかも…。



「芯、もっと甘えてもっと頼って?」

「甘えてるもん…」

「ん、他のヤツに甘えないで…」

「うん…」



そのままただ抱きしめてた。



今まで誰にも甘えて来なかったんだろうな…。



俺にたっぷり甘えればいいんだ…。



「このまま帰りたくない…」

「帰したくないけどまた反省部屋には入りたくねぇな…」

「うん…」

「俺が地元帰るって言ったら芯も連れてくから…」

「ムリだよ~…学校あるもん」

「転校すりゃあいいじゃん?」

「そんなお金ないもん…」



俺が養ってやるから芯は気にすんな。



心の中でそう思ったけど芯に言ったら遠慮するから言わない…。



でも絶対どうにかして連れていくんだ。



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