こんにちは、バカップルです。
落ちるということ
【芯】



毎日ムカつく朝から始まる。



目が覚めるとあたしのベッドに山盛りのティッシュがあった。



犯人は念入りに化粧中の同室のバカ女。



「これでお前の化粧落としてやろうか」

「は!?なに言ってんの?あんたが寝ながらティッシュばらまいたんじゃん」

「はぁ!?そんなことするはずないでしょーが!!」

「あたし知らな~い」



ギャクとかウケ狙いとかじゃなく、真面目にイジメられてます。



こんな島、早く出てってやるんだから。



あたしは親の顔も知らなければ身寄りもいない。



友達になってくれるヤツもいないし、彼氏もいない。



誰かに頼りたいとかって気持ちは封印した。



あたしはひとりでやっていけるもん。



「水原~、あんたまたティッシュばらまいたんだって?」

「知るか」



自分の身は自分で守るしかないの。



この荒れ放題の学校で生き残るためには立ち向かわなきゃ…。



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