こんにちは、バカップルです。
しばらく司の匂いに包まれながらひとりで司の載った雑誌を見てた。



部屋に戻って来た司…。



「やっぱりさ、素直が1番だよ」

「うん?」

「芯、俺限界」

「ぎゃっ!!」



俯せになってた体がクルッと天井を向いた。



覆いかぶさる司の少し湿った体が熱い…。



「なにも言うな」

「うん…」



司とならいいもん…。



近づいてきた顔にギュッと目を閉じて司のキスを受け入れた。



首筋に触れる温かい唇と舌…。



背筋がゾクゾクしてくすぐったい…。



神業の如く脱がされる服…。



手慣れてる…。



「芯、ドキドキしてる」

「は、恥ずかしくて…」

「なんで?キレイだし」



優しく肌に触れる司の指先に胸が苦しくなる。



恥ずかしさと照れと初めての感覚…。



言葉では表せない感情…。



そして余裕のない司の顔。



「優しくするつもりだけど…ムリかも…」



そう言った司はバサッと頭まで隠れるように布団をかけた。



暗闇の司…。



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