こんにちは、バカップルです。
目の前の芯はイラッとした様子で俺の首に手を回してきた。



「これ、あたしの」

「ツカサはモノじゃないもん」

「生意気な中学生チャン、相手にされないんだから早く消えてくれる?」



芯、めちゃくちゃ性格悪そう…。



カワイイ芯にかわりはないけど強気だな…。



「司もなんとか言いなよ」

「あっ、うん。そういうことだから」



俺がそう言った瞬間、今にも泣きそうな中学生…。



なんか俺が泣かせるみたいじゃん…。



「あ、あのさ…」

「すっごいファンだったのに!!あたし…司に抱かれるなら死んでもいい!!」



そう言って走って逃げられた…。



い、いまどきの中学生ってとんでもないことを言うらしい…。



「司に抱かれたら死んじゃうね、あの子」

「芯チャンは俺に抱かれたら死ぬ?」

「生きる」



そう…。



そりゃあ生きるわな、まだ楽しいこといっぱいあるし。



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