こんにちは、バカップルです。
寮でメシ食って、風呂入って…。



いつもと変わらないはずなのに俺の心はポカポカしてる。



「奏介、エロ本見して?」

「どっちだ」

「右」



奏介が貸してくれたエロ本を読みながら夢の世界へ。



すっげぇいい気分で寝たはずなのに嫌な夢を見た。



起きた時には覚えてなかったけど、苦しくて辛くて…真っ暗な闇みたいな夢。



寝るのがイヤになりそうだ…。



「司、うなされてたけど大丈夫か?」

「ん~、覚えてねぇや…」

「俺、少し実家に帰る」

「なんで!?」

「彼女が話しあるって言うから…」



ん、彼女って言った?



今、『彼女』って奏介が言ったんですか!?



「お前いないよな!?彼女の話しなんか聞いたことねぇぞ!?」

「夏休みに帰って、その時付き合った。Bカップバンザイだ」



やっぱり奏介は内に秘めるのが得意だな…。



彼女のことで帰るなんて一大事!?



「まさか妊娠しました系!?」

「それはない」



そうですか…。



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