こんにちは、バカップルです。
要の冷たい目…。



刺すような目つき…。



「水原はあなたたちを恨んでます」

「…………」

「いまさら会うなんて卑怯だ!!どの面下げて会いに来てんだよ!!」



知らなかった要の心内…。



いつも明るい要がキレてる…。



「要、落ち着け…」

「なんの事情があったか知らねぇけど、一回捨てたくせに都合よく現れんな!!」

「要っ!!」

「…………」

「事情は知らないけどコイツも捨てられた身なんで今の失礼はお許しください」



そう言って船に乗った。



芯の両親はただ立ち尽くしてるだけで、要の言葉にショックを受けてるように見えた。



「ごめん司…」

「いや、俺はお前の気持ちわかんねぇから…」

「なにやってんだろ俺…」

「お前、親恨んでんの?」

「まぁ…それなりに…」



それから話してくれた要の親のこと。



要が島に来たのは赤ちゃんのときだったみたいで、1回だけ『迎えに来る』と言って要の両親が会いに来たらしい。



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