こんにちは、バカップルです。
そして約束も果たされることなく今に至ると…。



「借金だらけで死ぬとか言ってたっけな~…。もう死んだかもしれないけど」

「そうなんだ…」

「だから俺は仕事頑張って真っ当に生きんだ!!」

「要なら大丈夫だ!!」

「でも…さっきはマジでごめん…」

「いや、俺もちょっとイラッとしたから…」



これは芯に言うべきなんだろうか…。



言わないか言うか…。



俺、バカだからこんなときにどうしたらいいのかわかんねぇよ!!



「水原には言うなよ」

「へっ!?」

「もしあの人たちがあのまま帰ったら…。水原に期待持たせるだけだから」

「わかった…うん、わかりました」



これはヒミツじゃない。



隠し事でもない!!



俺は芯の親なんかに会ってねぇよな。



うん、会ってねぇ!!



そのまま寮に帰ったから、芯の親が島に来たのかはわからなかった。



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