こんにちは、バカップルです。
一端、ノブ君が寮に戻ってまた司とふたりになった。



「好きだよ、芯のこと」

「ん……」

「だからさ、ちゃんとしてほしい。逃げても解決しねぇじゃん?」

「司はあたしと離れてもいいの?」

「よくねぇよ!!一緒に住みてぇもん…」

「離れるくらいなら駆け落ちする…」

「俺はそんなことしない。世間に顔向けできねぇようなバカはやらかさん!!」

「じゃあどうするの?遠距離なんかいや…。司と離れたら死んじゃう…」



抱きしめてくれてる司の腕の力が強くなった。



きっと司もどうしたらいいのかわかんないんだと思う…。



ごめんね司…。



困らせてごめん…。



「司、姉ちゃんに訳話したからお前も中に入ってくんね?」

「カヨ姉はなんて?」

「『司には借りがあるからこれでチャラだな』だって。渚さんのことか?」

「あはっ!!カヨ姉らしいや!!じゃあ芯、俺も一緒にいるからちゃんと話そう?」



司もいてくれるなら…。



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