こんにちは、バカップルです。
またあたしの部屋に戻ることになった。



廊下でしゃがみ込んでる心配そうなメルルンの顔…。



「ごめん、メル…」

「うわっ!!こんなときに呼び捨てとか…反則!!」



だ、抱き着かれたっ!!



えっ、泣いてるの?



「行かないでよ…。あんたがいなくなったらあたし…ひとりはイヤだって言ったじゃん!!」

「それかっ!!他探せ!!」

「バカ芯っ!!」



メルルンの気持ちが嬉しかった。



女の馴れ合い、うざくもないや…。



そして部屋に入ると目が赤いママの顔。



心配そうなパパの表情…。



「あたし…いい子じゃないし…性格もよくない…」

「芯…」

「司がいなきゃ生きていけないし…。あなたたちのこと…親だと思えない…」

「ごめんね芯…」

「でも、会ってみたかった…パパとママに…」



涙が溢れて止まらない…。



司が握ってくれてる手が余計に涙を誘う。



この手を離したくない…。



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