こんにちは、バカップルです。
芯の腫れてる目は昨日たくさん泣いたから。



「芯……」

「司っ!!」



船から出て来た芯が飛びついて来てくれたから抱きしめた。



気付けば芯と出会った自販機前…。



「家に着いたらメールして?」

「う~ん…」

「ん?」

「好き…」

「俺もめっちゃ好き」

「チューして?」

「親いんのに!?」

「司との交際を認めてくれない親なら一緒に帰ったりしない…」

「そっか。俺、お父さんに負けねぇからな。絶対芯は俺のもんだ」



人目を気にしないでしたキスは少し恥ずかしかった。



また泣きそうな芯を抱きしめて…。



俺も泣きそうなのをグッと我慢した。



俺、もの心着いた時から泣いた記憶がないのに…。



「あっ、写真集出来たから最初に芯にやる」

「いいの!?」

「1ページ目から衝撃的だったわ」

「まさか本当にあのチュー写真使ったの!?」

「あはっ!!だって俺の芯だもん」

「うん…司、大好きっ!!」



少しだけ離れるくらいだから大丈夫。



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