こんにちは、バカップルです。
みんなとお別れをして船の上から手を振ってる芯…。



段々遠ざかって行く船をいつまでも見てた。



急過ぎる…。



「なんで行くんだよ…」

「司……」

「司君、泣きたいっス!!」

「泣くなよ!?なんかキモい!!」

「ははっ、泣かねぇよ…」



泣かねぇけどさ…。



ぶっちゃけマジ泣きたい…。



なんの覚悟も出来ないまま離れた…。



もっとしたいこととかいっぱいあったし…。



毎日のように会ってたから急にいなくなられたら辛いって…。



「あたしも地元に戻りたい…」

「ん?お前って親いたの!?」

「普通にいるけど?親が海外に長期赴任だからこの島にいるんだもん」

「地元ってどこ?」

「愛斗ん家からさほど遠くない」



そうなんだ…。



いいなメルルン…。



「司、水原はどこに住むんだよ」

「あっ、住所書いた紙もらったんだ」



さっきお父さんにもらった紙を開いた。



< 205 / 622 >

この作品をシェア

pagetop