こんにちは、バカップルです。
それからメシ食って父ちゃんに送ってもらった。



俺みたいな彼氏がいたらイヤだろうな…。



「司君、芯には昔の俺達みたいになってほしくないんだ…」

「その辺考えてますから大丈夫ですよ」

「でも…」

「こう見えて俺にも夢があるんで。その妨げになるような浅はかなことはしませんから」

「夢?」

「はい、俺は一生今の仕事で食って行きます。世界のてっぺん目指してますから」

「簡単なことじゃないんじゃないかな…」

「そうですね~、でもやりますよ。それが俺です」

「ずいぶん逞しい彼氏さんだ…。力になれることがあったら言ってくれて構わないからね?」



芯を手放した罪悪感とかあるんだろうな…。



俺が芯の親父だったらこんな得体の知れない金髪、絶対認めねぇもん。



「ここが家っ!?」

「あっ、親父帰って来てる。会って行きます?」

「あ、挨拶くらいしようかな…」



一緒に中に入った芯の父ちゃん。



デカイ会社の社長とは思えない緊張…。



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