こんにちは、バカップルです。
逃げていい?



あたしを見下ろす司の目が本気ですっ!!



「ヤバイって顔してる…」

「えっ!?してないよっ!?」

「してるし……」

「して……ます……」

「ハァ~……。今日もダメ?」

「心臓がねっ!?ドキドキって……」



ペタッとあたしの胸に耳をつけた司は納得したように頷いた。



ガッカリした顔してる……。



「や、やっぱり……する!!」

「いいよ……。ムリしてまでしたくねぇし……。芯の気持ちが気持ちいいから……」



よくわからない。



ごめんね司……。



「じゃ、抱っこする!!」

「ギュー……」



こんなに好きなのに毎回うまくいかない……。



司は相当耐えてるんだろうな……。



ごめんね司……。



「あっ!!お土産あるんだ!!クリスマスに旅行行ったヤツ!!」

「なになに!?」

「あたしが作ったグラス!!はいっ!!」

「不格好……」

「初めてやったんだから仕方ないでしょ!!」

「あっ、名前入ってる。しかも湯飲み風に漢字で『司』って」



自分のも作ったもん…。



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