こんにちは、バカップルです。
100%女からかかってくる。



しかも今まで関係を持ったことがあるやつ。



仕事用のは渡せねぇしなぁ~…。



どうしましょう…。



「芯、ちょっと待てよ?」

「うん?」



影に行ってひたすら着信拒否した。



でもキリがない。



しかも親からかかってくる可能性も無きにしもあらず。



「芯に新しいの買ってやるからそれまで我慢できる?」

「できない…一緒にいたい…」

「そんな無理言うなよ~…俺も離れたくねぇよ?」



頭を撫で撫でした。



女って生き物がこんなにカワイイなんて知らなかった…。



「あれ?水原じゃん」

「うわ~…会いたくなかった」

「噂の彼氏かっ!?えっ!?あっ…へっ!?」



コイツは芯の友達か?



いや、友達はいないんだっけ。



俺のこと知ってるっぽい…。



「じゃあ俺行くわ」

「待って司!!」

「ん?」

「あたしのチャリ乗って帰って?歩くより早いし」

「お前使うんじゃねぇの?」

「あんまり使わないからいいの!!」



ママチャリを貸してくれた芯にまたキュン…。



< 27 / 622 >

この作品をシェア

pagetop