こんにちは、バカップルです。
新幹線の時間も迫って来た頃に戻って来た奏介は見たこともないような不機嫌な顔。



「どうした?」

「頭がおかしいのかアイツは!!」

「な、なんで?」

「この俺が時間を裂いて会いに行ってやったと言うのに!!『奏チャン、このお花はね~』とか道端に咲いてる花の説明始めやがった!!」

「で?」

「『風船で空飛びたい』とか『カメは本当に長生きするのか』とかっ!!だからなんだっつーの!!」

「うん……」

「若干ツボった……」

「「えぇぇぇ!?」」



奏介って頭良すぎでバカになったんじゃねぇの?



ツボがわからん……。



「俺はアイツの頭を正常な動きにしてやりたい!!」

「うん、頑張れ……」

「頑張る。帰るぞ」

「「はい……」」



晴れて奏介に春が訪れたのでよしとします。



「駅まで送ってあげるから車に乗って~」

「「はぁい」」



冬休み、仕事と芯チャンを満喫できました!!



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