こんにちは、バカップルです。
そして次の日、朝早くに司からの着信で起こされた。



「昨日はごめん!!結局カヨ姉にキレられてさ、野上先輩の部屋片付け手伝わさせられた」

「あぁ、野上君ってあの野上君?施設んときから部屋がジャングルだったよ…」

「だろ!?同室の先輩も片付けねぇからすっげぇの!!で?なんだった?」

「あっ!!そうだっ!!あのね、実は……今日がバレンタインだって……」

「あっ、今日ってバレンタインか。忘れてた。芯チャンからチョコ……」

「ごめんっ!!あたしも忘れてて……なにも用意してないの……」



怒る!?



怒ってくれていいの!!



むしろ怒って!?



「超ショック。バカ芯。バーカバーカ。でも好き」

「ごめんなさい…」

「別にそんな謝るほどでもねぇよ。気にすんな」



司のその優しさがヤダ!!



あたしが悪いんだから怒ればいいじゃん…。



「怒ってよ…」

「ヤダ。だってこんなんでケンカしたくねぇもん」



やっぱり優しいんだよねぇ~…。



すっごい好き……。



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