こんにちは、バカップルです。
車からジーッと俺を見てる美優…。



「チューしたい」

「ムリっしょ……」



美優の荷物持った親父が見てるもん……。



要も期待した眼差しを向けてるもん…。



「とりあえずさ、お父さんいる?」

「いるよ」

「親父!!直リンと話しつけて…」

「えっ!?あのチビ泊めるの!?」

「泊めるっつーか……住ませて?」

「はぁ!?ムリに決まってんじゃん!!バカ!?」

「じゃあ俺ん家で俺と暮らしていい?」

「預からせていただきます」



よかった……。



これで邪魔者が増えたけどさ…。



でもまぁ、ね。



俺は無事に地元に戻れたことだし。



「今日デートしよっか。泊まりでさ」

「いいね~。ってことは司と一緒にいれるの?」

「うん」

「夢みたぁい!!な、なにもしないでね?」

「は!?」

「だ、だって久しぶりだし……これから時間はいっぱいだし!!だから……」

「しねぇよ……好きだから大事にします……」

「大好きっ!!」



苦労が絶えません……。



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