こんにちは、バカップルです。
要と茉鈴と他愛もない世間話しをしてた。



急にお腹に回った手にビクッと体が跳ね上がった瞬間、この手が司のものだと確信。



司の腕の力加減だもん。



この優しい感じ…。



「会いたかったよ芯チャン」

「5分しか離れてないよ?」

「僕は寂しがり屋ですから」



教室で突き刺さる冷たい視線はシカトします。



むしろ、とくに気にしない。



だって司ならなんでもいいんだもん。



「欝陶しくないの?そんなことされて。あたしなら蹴り飛ばす」

「全く!!ねっ!!」



肩に顔を乗せて頷く司。



茉鈴はイチャイチャしたりするの嫌いっぽいもんね。



あたしは大好き~!!



「つー君の席どこ?」

「俺教卓の目の前……」

「ちゃんと授業聞かなきゃね。あたしは廊下側だから」

「離れんの?同じ室内にいんのに?」

「仕方ないでしょ?」

「学校つまんねぇ~…」



そこまで思ってくれるんですか!!



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