こんにちは、バカップルです。
しばらくすると、ドンドンと部屋を叩く美優。



「ドラマないじゃん!!嘘つき芯っ!!バカ!!アホ!!デカ女っ!!」

「うっさいんだよチビ!!」



ドア越しに言い合うあたしたちを見た司は失笑。



そりゃそうか、大嫌いな美優と一緒に住ませたのは司ですから。



司がここに美優を連れてこなきゃ平和だったのに。



「あっ!!めっちゃいいこと考えたっ!!」

「なに!?」

「美優を俺から離す方法」

「どんな!?あいつが離れるならなんでもする!!」



ニヤッと笑った司は叩かれ続けるドアに向かった。



ガチャッと開けると、勢いよく司に倒れ込む美優。



司に触った!!



美優、ぶっ殺す。



「離れなさいよバカ美優!!」

「幸しぇ~~」

「離れろっ!!」



顔赤くしてんじゃないよ!!



あたしの司をなんだと思ってるの!?



「おい、お前に紹介してやるよ。拓馬」

「「えっ!?」」

「だから、拓馬に会わせてやるって言ったの」



な、ナイスですっ!!



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