こんにちは、バカップルです。
頭は悪い司でも、ずる賢さはあるみたい。



早速司が拓馬に電話をしてた。



あの美優がおとなしく正座なんかしてるっ!!



笑えるよね、このミーハーバカヤロー。



「いいって。お前学校行ってねぇんだよな?」

「行ってない!!行くお金もないから……」

「拓馬も行ってねぇから明日の午前ならヒマだってさ」

「えっ!?あたし一人で会うの!?」

「そりゃそうだろ。俺仕事だし芯は学校だし」



最高だね司。



あたし、やっぱり司が死ぬほど好きだよ。



「で?なに着て行く気?」

「服ないっ!!どうしよう!!お願いします芯様……服を……」

「はぁ?やだね。得意の中学ジャージで行けば?」

「司のこと押し倒すよ」

「できるもんならしてみなチビっ子」

「できるもん!!」



そういって美優がまた司に抱き着いた。



プチッと頭の中で音がしましたよ。



えぇ、あたし、キレたんです。



よって、胸倉掴んで部屋から放り出した。



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