こんにちは、バカップルです。
まぁ司のこと諦めてくれるならなんでもいいんだけど。



早く他のヤツに恋しちゃえばいい。



邪魔者は早めに処分しとかなきゃ。



「直之君、美優にお小遣あげてる?」

「受け取ってくれないんだ。ここに置いてもらってるだけで十分だって。これ、芯からやってもらえる?」

「うん。明日デートだから少しは持たせてあげなきゃ」

「デート!?美優が!?」



娘みたいに思ってるのかな、美優のこと……。



まぁ直之君らしいけどさ。



でも少しだけ妬けちゃうかも……。



あたしのパパとママだっ!!て感じ?



あたしは子供かっつーの!!



さぁてと、司に電話しよ~っと。



「寝れない……」

「いつも働いてる時間だもんね、司は。美優もこんな早く寝ようとしてたよ」

「寝たの?」

「まだ起きてるよ。服貸してやったら喜んだし。早くどっか行けって感じ」

「あはっ!!素直じゃねぇな~、芯チャンは」



一応まだ恋敵ですから。



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