こんにちは、バカップルです。
涙脆い拓馬をチラチラ見ながら遅めの夕食を食った。



まだ泣いてやがる……。



「いい加減泣き止め!!」

「うん……。電話しようかな、毎日……」

「勝手にしろよ……」



いや、むしろしてください。



どうやってでもいいから俺から離してください。



そしたら俺も晴れて芯チャンとイチャつけるってもんだ。



この件はすべて拓馬にかかってる!!



「拓馬、美優は結構寂しがり屋っぽい」

「そうか……。僕と話したら少しは元気になるかな?」

「なると思う!!とにかく頑張れよ!!」



あとは任せたぞ拓馬。



初めて知った、拓馬が情に弱いってこと。



さて、拓馬も帰ったことだし!!



芯チャンに電話~!!



「お疲れ様っ!!」

「うん、超疲れたから癒して?」

「どうやって?」

「一緒に風呂入ったり~、芯チャンの裸拝んだり~、い、入れたい」

「はっ!?」

「いや、なんでもない……」



ゆっくり芯と過ごしたい。



学校じゃなくてふたりだけの場所で……。



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