こんにちは、バカップルです。
でもどうすりゃいいの!?



俺は芯チャンを労りすぎなの?



だって本気で恋なんかしたことねぇからわかんねぇんだもん…。



ムリさせて芯に嫌われんのがいちばん怖いし…。



次の日に行った学校では芯がいなかった。



芯も仕事だ……。



俺はまぁ、ぶっ倒れてから仕事を減らされたわけで…。



学校に行けば彼女がいる要が羨ましい。



まぁ要は今日いないけど。



茉鈴はひたすら読書。



司君、めちゃくちゃヒマっス。



「なぁ、お前って要のなにを好きになったの?」

「コイツ、あたしが好きなんだなって思ってた」

「で?」

「童貞だったし。顔はタイプだったけど……ホームラン打ったから……」



だからさ、なんでホームランで好きになんの?



しかも初めて見た、茉鈴が尋常じゃない姿。



目が泳いでる……。



アホかっ!!



「食った感想は?」

「いいよね、あんな顔しちゃう男。初めて見た。要って本当に素直」



のろけかよ。



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