こんにちは、バカップルです。
マネージャーと来た高そうな個室のフランス料理屋。



さっきから水ばっかり飲んでる俺…。



「ツカサ君、緊張し過ぎ…」

「も、文句言ってんじゃねーよバカマネージャー様…」

「棒読み!?しかも『様』ってなに!?いつものツカサ君らしくないよ!!」



俺は人気者だからマネージャーがいる。



芯とか要にはもちろん着いてない。



俺ひとりじゃ仕事なんか出来ないっス…。



ゴクゴク水を飲んでたら、目当てのアンディ登場。



怯むな司…。



下手に出るな、俺とアンディは互角だ。



「初めましてツカサ。僕、アンディ」

「初めまして、ツカサです。この度は指名していただいたそうで」

「君のことは3年前から知ってるよ。最近、前よりずっと良くなったね。なにかあったの?」

「好きな女ができたからでしょうね、自分では気付きませんけど」



握手してからイスに座り向かいあった。



歳は親父くらいだろうか、ダンディだ…。



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