こんにちは、バカップルです。
なんだか無性に悔しくて走って司の家に向かった。



あの人はあたしの知らない司を知ってる…。



それが嫌でたまらない。



司はあたしのだ…。



あたしの司!!



「あ、芯チャンだ。司まだだけど?」

「今日泊まってもいい?」

「なんかあった?まさかナオリンとケンカとか!?」

「ううん、なんでもないよ!!ただ司に会いたかっただけ!!」

「ならいいけど!!ご飯食べた?」

「うん!!」



ご飯食べたくない。



司に抱きしめてもらわなきゃ不安が消えないよ…。



司の部屋に入ってボーッとしてた。



なに?



司が強引なヤツだって?



司は優しいもん!!



あたしが嫌がることはしないもん!!



昔の司とは違うもん…。



あたしが司の家に来てから2時間、やっと司が帰って来た。



「なんでいんの!?超嬉しいっ!!」



ギュッと抱き着いた。



いつもの司だ…。



< 420 / 622 >

この作品をシェア

pagetop