こんにちは、バカップルです。
しばらくしてから泰司からの着信。



一安心…。



「あったぞ司」

「おぉ!!これこれ!!」



特に見たくもなかった先祖のモデル姿に目を疑った。



俺なんかまだまだだと言わんばかりで…。



世界は広いしデカいってことを思い知らされた。



「見なきゃよかった…」

「お前もやれば出来んじゃねぇの?ほら、10代の時の写真」



俺の名前の由来にもなった伝説のモデル。



10代の時はたいして俺と変わんねぇのか…。



ちょっと安心…。



「お前はお前でいいんじゃねぇか?俺は好きだけどな、お前の写真」

「親父っていいヤツだよな、頑張って楽させてやるから…」

「いや、お前の世話にはなりたくねぇ…。なるんだったら優しい要の世話になりてぇな~」



クソ親父…。



でもちょっと頑張る気力が沸いて来た!!



さてと、部屋に戻ろ~。



書庫にカギをかけて親父とリビングに戻ると、泰司が牛乳飲みながら涼しい顔をしてた。



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