こんにちは、バカップルです。

大人の女って感じ…。



細い指先で細いタバコ吸って…。



少し苦いメンソールの匂いが大人の世界…。



「アメリカに戻らなきゃ…」

「早く帰れ～」

「ムカつく。あんたさえいなければ司はあたしのとこに戻って来たのに!!あんなにいい男になって…あたしが育てたのに!!」

「司だってあなただけの力で大きくなったわけじゃない!!倒れるまで仕事して、夢叶えようとして必死に頑張ってる!!」

「あなたになにがわかるの？あたしが司にしてあげたこと!!あたしは司のためにどんなことだってできる!!」

「あたしだって出来ますよ。でも司はそんなんじゃ喜ばない。残念ですね、ユウキさん。司が好きなのはあたし」



ギュッと灰皿にタバコを押し付けたユウキさんはイライラした表情であたしを睨んだ。



あたしの勝ちだよ。



「潰したいなら潰せばいいじゃないですか。あたしはモデルやめたって司のそばにいる」

「あんたなんかいなきゃいいのに!!」



個室で飛んできたナイフ…。



こ、怖っ!!