こんにちは、バカップルです。
次の日も早く終わった撮影。



ひとりになりたくて部屋に戻った。



携帯を握りしめて悩むのは司に電話をするかってこと。



司の声聞いて、ちゃんと自分の気持ちを確かめたい。



「はい!!なんかあった!?」

「ないよ!?今平気?」

「もう家だから。終わったのか?」

「うん…。好きだよ司…」

「俺も好き。会って触りてぇな…」

「うん…寂しくてちょっと泣きそう…」



ホームシックみたいな。



司が恋しくてたまらない…。



ギュッて抱きしめて耳元で司の声を聞きたい。



なぜか涙が溢れた。



「明日一緒にメシ食おうな」

「うん」

「俺が作るから。で、ちょっとイチャイチャすんの」

「ん…」

「どうした?疲れたか?」

「ちょっと…眠くなっちゃって…」

「じゃあ今日はもう休めよ。明日な?」



泣いてるのを知られたくなかったのは、きっと司も仕事を頑張ってるから。



あたしだけワガママは言えない…。



< 499 / 622 >

この作品をシェア

pagetop