こんにちは、バカップルです。
大夜さんの瞳に見つめられると動けなくなる…。



ゾクゾクする…。



あたしは司が好き…。



司がいちばん好き。



「少しいい?」



そう言ってあたしの肩を抱きながら部屋の中へ促した。



ベッドに座ったあたしの前にドレッサーのイスを持って来て座った大夜さん。



スッと延びて来た手があたしの涙を拭った。



「ツカサのために泣いてるの?」

「ツカサのため…かな…。わかんないです…」

「僕ならそんな顔させないけど?」

「違うんです!!あたしが弱いから…。欲張りなんです…」



もっと一緒にいたいとか、そばにいたいとか…。



そんなことばっかり考えちゃう…。



司だって夢のために頑張ってるのに…。



あたしだけワガママ言っちゃいけない時期なのに…。



「人を好きになると誰でも欲張りになるよ」

「えっ!?」

「僕だって今は欲張りだよ?弱みに付け込んでココの気持ち移そうとしてる」

「あの…」



大夜さんはあたしが好きなのですか?



< 501 / 622 >

この作品をシェア

pagetop