こんにちは、バカップルです。
わかってる、今のは俺が間違ってるって。



振り払った芯の手に触れることなんか出来ずにベッドルームに逃げた。



なにがダメなのかわかんねぇ…。



最近ずっとチラついてる大夜さんの影…。



もう疲れた…。



俺だってすっげぇ寂しくて芯に会いたかったし触りたかったし…。



俺の気持ちは通じてねぇの?



「司っ…」

「なんだよ…」

「どうして怒ってるのかわかんないよ…」

「…………」

「嫌いになった…の?」

「別にそういうんじゃねぇし…」

「あたしが悪いならちゃんと言ってよ!!」



また泣かせてる。



お前が悪いんじゃなくて俺が悪いんだろ?



自分だってなにも言わねぇくせに。



「大夜さん、カッコイイよな」

「えっ?」

「お前も3日一緒にいて少しは気も緩んだか」

「なに…言ってるの?」

「俺なんかより大人でさ。似合ってるよ、芯に」

「司…」



なに言ってんだ俺…。



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