こんにちは、バカップルです。
それでも涙は止まらなくて、苦しい胸を押さえながら着替えた。



もうイヤだ…。



あたしはなに?



あたしは連れてってもらえないの?



「行こうか」

「大夜さんに甘えられないよっ…」

「なんで?」

「あたしには司がいるもん!!」

「僕が優しいのはココが好きだから。甘えてほしいから。わかる?」

「わかんないよ!!もうイヤだっ!!」



泣くだけ泣いた。



もうバカみたいに。



司はあたしをいらないの?



体だけ?



だから毎日求めるの?



「もう知らない。泣いてるココが悪い」

「えっ!?」

「本気でツカサから奪うよ」

「ちょっと大夜さん!?」



急にお姫様抱っこされたあたしはそのまま車に乗せられた。



ドアが開かないっ…。



「大夜さっ…」

「黙って。もう限界。ココが悪い。いや、ツカサが悪いか…」



強引なキスは頭を混乱させた。



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