こんにちは、バカップルです。
アトリエみたいな場所に通された。



デザイン画がいっぱい…。



「どうしたの~?」

「どうしたじゃねぇよ!!芯になにした!!」

「聞いてない?ごめんね、約束破って」

「ふざけんなっ!!」



あたしの腕を離して大夜さんの胸倉を掴んだ司。



大夜さんのメガネがカツンッと音を立てて落ちた。



「泣かせた君が悪いよ」

「そんなの理由になってねぇだろ!!」

「手を離してくれるかな。悪いと思ってるんだから…」

「ふざけんなマジで…」

「本気だって言ったよね?ココを置いて行く君になにができるの?泣かせることしかできないくせに偉そうにすんなよ」



大夜さんが怒ってる…。



司も…。



どうしたらいいんだろう…。



「お前が隙作ってんだろーが!!ツカサがちゃんとココの気持ち繋ぎとめとかねぇから!!」

「おめぇになにがわかんだ!!俺だって頑張ってんだよ!!」

「頑張ってるだけでどうにでもなると思うなガキが!!」



もうイヤ…。



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