こんにちは、バカップルです。
理由を聞いてくれた茉鈴に縋り付くようにして泣いた。



どうしたらいいの?



ねぇ、司はあたしのことどう思ってるの?



なにもわからないままただ時間だけが過ぎた。



気付けば朝になってて…。



「ちゃんと話しな。そんな芯好きじゃない。逃げてたってなにもかわらないんだから」



茉鈴にそう言われて帰ったホテル。



ソファに座ってる金髪頭が悲しそうにしてる…。



「つか…さ…」

「芯っ!!ごめん…バカだよな、俺…お前の気持ち考えてなかったわ…」

「あたしも…ごめん…」

「ん、でさ、俺アメリカ行くわって…知ってるっつーのなぁ?」



ムリして笑った笑顔が痛い…。



司を苦しめてる…。



そんな顔でアメリカに行くの?



「なぁ芯、ここさ、要に譲ることにしたから」

「えっ?」

「俺達には必要ねぇっしょ」

「うん…」

「それと…別れっか!!」

「えっ?」

「俺、遠距離はムリだ!!」



司が言ってるの?



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