こんにちは、バカップルです。
【司】



突き放したくせに…。



毎日思うのは芯のこと。



また泣いてんじゃねぇかとか、大夜さんが…とか…。



俺だって離したくない…。



そばに置いときたい…。



なんでこんなことになってんだよ…。



『ツカサのそばにいたらココは毎日泣く』



大夜さんにそう言われた。



でもそうだ、現に泣かせてばっか…。



『体だけでしょ!?』



その言葉で俺じゃダメなんだと思い知らされた。



離れることが不安で仕方なかった…。



大夜さんの存在があまりにも大きくて…。



勝てる自信もそんなにないけど…。



でも離したくはなかった…。



「ツカサ、時間よ」

「はい」



芯を置いてアメリカに来てから1週間。



頭が割れるくらい痛い…。



考え過ぎだろうな、俺…。



見送りも拒否して、部屋もあの日に出た。



連絡なんか出来るはずもない…。



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