こんにちは、バカップルです。
目が覚めたら芯がまだ眠ってた。



俺の服を握ってる芯に無意識に笑顔になる。



「愛してる…」



それだけ言って着替えて部屋を出た。



今日帰る芯に甘い顔はできないから…。



好き過ぎて怖いわ…。



「ツカサ、病院行きましょ」

「マジで!?」

「えぇ」



強制的に連れて来られた病院で頭痛のモトを調べた。



やっぱり精神的なことって結果。



メンタルかよっ!!



「仕事キツイのかしら?」

「そんなことない。俺がしっかりしてないだけ…」

「そう、ちゃんと食べてね?」



メシがマズイんだ…。



大人なら酒でも飲んでイヤなこと忘れられたのに…。



まだまだ青いガキだな俺は…。



日本に帰った芯と引き換えに、俺の部屋にやってきたのは奏介だった。



「見てくれこれ」

「えっ!?マジで!?すごくね!?お前社長代理!?」

「だから今日はアメリカの親父に挨拶にな!!」

「やったな!!」



久しぶりの顔にホッとした。



< 531 / 622 >

この作品をシェア

pagetop