こんにちは、バカップルです。
それから毎日仕事の俺は芯に構うヒマなんてあるはずもない。



年越しの瞬間も仕事だった。



あの部屋で芯と気まずく新年を迎えるよりはこうして仕事をしてた方がいい気がする。



それより芯はいつまでいる気なんだ?



「お疲れ、アンディ」

「ツカサもお疲れさん。やっぱりツカサは妥協しないねぇ~…。本当に疲れたよ…」

「俺も疲れた…。じゃあまた明日」



今日はいつもより早い帰宅になりそうだ。



芯はひとりで年越してんだろうな…。



確実に寂しい思いさせたよな。



部屋に戻ると飛びつかれた。



あぁ、芯の匂いだ…。



このままずっと離れんな…。



「おかえり!!明けましておめでと!!」

「ん、シャワー浴びる」

「あっ、あのね!?」

「…………」

「あたし明日日本に帰るね!!ここにいても司の邪魔になりそうだし…。仕事もこのままでいいわけないし…」



邪魔になんてなってねぇよ。



お前がいない方が俺には辛い…。



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