こんにちは、バカップルです。
要が話しを反らしてくれたから気まずくならなくて済んだ。



早く昔みたいに笑って過ごしたい…。



もうムリなのかな…。



「ねぇ要…」

「ん~?」

「あたしってもう諦めた方がいいのかな?」

「は!?司をってこと!?」

「うん…」

「水原がそうしたいならそうすりゃいいじゃん。後悔しても知らねぇけど」

「後悔…するよね…」



今司と別れたらあたしはどうなっちゃうんだろう…。



司がたまに優しいから離れられないでいる…。



司の気持ちが全くわからないんだもん…。



この指輪だってどんな気持ちでくれたのかな…。



まだ1回も指につけてない指輪…。



早く帰ってきてよ司…。


始業式を終えて家に戻ると、美優が拓馬とソファでテレビを見てた。



美優はモデルだけをやってて、小学生のファッションリーダーみたいになっちゃった。



「ただいま…」

「芯!!司から荷物届いてたよ~」

「どこ!?」



荷物ってなに!?



< 555 / 622 >

この作品をシェア

pagetop