こんにちは、バカップルです。

皆司ファン…。



「本当に付き合ってるんですか!?」

「まぁ…」

「いいなぁ～!!ツカサ君ってアメリカにいるんですよね!?遠距離ですか!?」

「うん…」



なんだかとてもイヤです…。



あたしだって司に会えてないのに…。



なんだかドッと疲れた…。



そんな疲れた日の放課後、茉鈴と要と一緒に帰ろうと思って靴を履き変えて歩き出した。



目に止まったのは人だかりと黒塗りの高級車。



それに車の前の金髪頭…。



「水原っ!!」

「司だよ…ね？」

「行けよ!!」



司がいる…。



司だ司…司、司、司っ!!



「芯っ!!」



愛しい声であたしを呼んだ司の笑顔を見て走り出した。



そのまま広げてくれた腕に飛び込むとギュッと力強く抱きしめられた。



これが司の感覚だ…。



「会いたかったっ…」

「俺も会いたかった。待たせてごめんな？」

「司っ…」

「ただいま、芯…」



司がいるっ…。