こんにちは、バカップルです。
それから司が帰って来たのは深夜だった。



「あれ、なんでいんだよ」

「えっ…」

「なんてウソ~!!超会いたかったよ芯チャン!!」



一瞬泣きそうになった。



これは夢じゃないんだよね?



昔みたいに笑えるんだよね?



「親父達は?」

「明日早いからって先に寝ちゃった。茉鈴と要はお風呂だよ」

「一緒に!?」

「うん?」

「俺も芯と風呂入るぅ~!!でもその前に…」



フワッと司の体温に包まれた。



ちゃんと抱きしめてくれる…。



また泣きそ…。



「嫌な思いばっかさせてごめんな?」

「えっ?」

「今まで辛く当たったり…。突き放そうとしたりさ…」

「ううん…。あたしが悪いから…」

「なんであんなことしたんだろ…。芯に会えないのもあんな風にキツく当たんのもすっげぇ辛かった…」



じゃあずっと好きでいてくれてたの?



ちゃんと両想いだったの?



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